Director's Promise理事長所信

スローガンslogan

挑戦!

~深めよう友情~
2021年度 第48代理事長
Tanohata Tomohiro
田之畑 友洋

基本理念basic principle

積極的な挨拶 「挨」~「自分の心を積極的に開いて近づく」        「拶」~「心を開いた状態で、人の心に迫る」

基本方針Basic policy

1.子育て世代への調査の実施

2.例会の意識調査・出席率の向上

3.会員研修(丸に十の字点灯)事業の実施・会員拡大の推進

理事長所信Director's Promise

【始めに】

新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い世界全体が混迷しており、さらにインターネットによる誹謗中傷や差別的言動が散見し、社会問題化しています。我々も厳しい状況の中、仕事や家庭生活を送り、JC活動においても事業の中止や縮小が余儀なくされています。しかし、この様な状況だからこそ出来ることが必ずあるはずです。それは私自身が長く指宿青年会議所に在籍し様々な事業を通し体感したことです。なぜなら、そこには必ず信頼できるJCメンバーがいたことです。私は指宿青年会議所の活動を通してかけがえのない仲間たちと出会う事ができました。「まちづくりはひとづくりから」とありますが、まちづくりは決して一人ではできません。挑戦とは物事に対して「困難に挑むこと」とあります。その挑戦をより多くの会員同士で行うことで、かけがえのない友情が生まれまちづくりへと繋がります。指宿青年会議所創立48年を迎える今、皆で日々挑戦し友情を深め、さらに指宿の未来が明るくなることを確信いたします。

【子育て世代への調査の実施】

私が指宿青年会議に在籍して13年になります。その間、様々なJC活動を通して指宿市のまちづくりに携わることができました。しかし事業を企画、運営していくうえで「地域住民の皆は何を求めているのか」「何を必要としているのだろうか」と自問自答を繰りかえす日々が幾度となくありました。私は青年会議所だけでは、「明るい豊かな社会」の実現は出来ないと思います。やはり行政や地域住民と共に事業を歩むことで「明るい豊かな社会」の実現に前進すると考えます。指宿市は居住する児童及び未就学児の保護者2,322人を対象に「指宿市子育てに関するアンケート調査」を行い令和2年2月に「第二期指宿市子ども・子育て支援事業計画」を策定しました。しかし、アンケートの調査がコロナ禍以前であったことや予算や条例等の制限から、保護者の意見を十分に拾えていない部分があると考えます。そこで、指宿青年会議所は行政と連携し子育て世代に対して独自の徹底した調査を行い、指宿市の子育て支援事業計画に反映していただけるような提言まで結び付けたいと考えます。またこの活動を通して行政や地域住民と共に事業を育むことで「明るい豊かな社会」の醸成に繋がるものと確信いたします。

【例会の意識調査・出席率の向上】

2017年に指宿青年会議所では指宿JCビジョン2023まちづくりビジョン「指宿に生まれてよかった 指宿に住んでよかった 指宿に来てよかったと思えるまちづくり」と、人づくりビジョン「何事にも敏感に 何事にも積極的に 何事にも責任を持って 何事にも中心となって行動する人づくり」を掲げました。このビジョンを実現するためには、指宿青年会議所全メンバーの一致団結が必要不可欠です。JCにおいて全会員が一堂に会する場は例会となります。しかし、例会へ参加するメンバーが固定化し、なかには連絡がとれない会員もいるため担当者の負担も増加しています。そこで、本年度は会員に対して例会の意識調査を実施することで、会員一人ひとりの考えや現況を把握することにより今後の指宿青年会議所の例会への出席率の向上を目指します。また例会の内容に関しても魅力ある企画を展開し会員が率先して出席したくなるような例会を行うことでJC内での参画意識の向上に繋がると確信いたします。

【会員研修(丸に十の字点灯)事業の実施・会員拡大の推進】

2020年度に引き続き2021年度も会員研修事業では「丸に十の字点灯」に取り組みます。2014年度から再開した事業ではありますが、昨年の点灯は2年振りに行ったこともあり、様々な方から反響がみられ大変嬉しくなりました。そして、なによりも携わったメンバーの充実した笑顔がとても印象的でした。やはり、点灯までの道のりが険しく時間を要した分、充実感と達成感が生まれたと感じました。私自身も長くこの事業に携わることで、様々な思い出ができ、そして色々な方と出会う事できました。この事業だからこそ得られたものです。そのために、本年度はより多くのメンバーにこの事業に参加してもらえるような取り組みを行うことが大切だと考えます。

会員拡大運動についても、積極的に推進していきます。現在、日本は10年連続で人口減少が続き2030年にはすべての都道府県で人口減少し特に地方になるほど深刻化が見込まれています。その流れが同じく指宿青年会議所にも顕著に表れ、現在約30名の会員で活動していますが今後2年で8名の会員が40才を迎え卒会します。JCを継続させるためには会員を拡大していく必要があり、本年度も会員拡大に取り組みます。私も会員拡大に長く携わってきたなかで、同世代の候補者を訪問し、JCの魅力を伝えてきました。その度に自分自身があらためてJCの魅力を再確認する機会を設けることができました。さらに、会員拡大を行うことで指宿青年会議所の活動や運動がまちへ拡がると考えます。

【さいごに】

挨拶とは数秒の出来事ですが、生きていくうえで欠かすことの出来ない行動だと思います。挨拶はマナーであり、しなければならない事ですがマナー(ルール)としてではなく積極的に自らが挨拶することでその一日が後悔なく明るくなります。なぜなら、挨拶は様々な意味や大きな力を持っているためです。「相手に感謝を伝えられる」「相手を認める」「印象の良さ」「友好になれる」「繋がり」この挨拶を一つずつしっかりと行うことで得られるものだと考えます。これは、指宿青年会議所の活動にも必要だといえます。まず私たちが互いに心を開き、心に近づき挨拶を心掛け行動することです。それが指宿の明るい豊かな社会の実現に繋がると信じています。ありのままの思いと情熱で行動します。今年1年間宜しくお願い致します。